間違えない税理士の選び方7選をご紹介
税理士の選び方
あなどれない顧問税理士選び
税理士に依頼するメリットを一つ上げられますか？
商売を始める前、「税金を払うんだな～」と考えはするものの、商売のことで頭いっぱいのはずでしょう。
初めから、顧問税理士を探そうという社長は少なくないのではないでしょうか。
でも、税金のこと税務署などへの届け出のことなど自力でやるには時間がかかりますし、何より間違えてしまうと致命傷になりかねません。
例えば、消費税の届出、青色申告の届出。失敗したときの税負担は決して軽くはありません。
経理や税務は、ついつい後回しにしやすいと思いますが、「儲け」の概念、何が経費になるのか、節税の考え方など、経営者が知っておくべきことはたくさんあります。
こういったことを知っている経理担当者がいない場合は、これらを面倒くさがらず教えてくれる税理士を選ぶといいでしょう。
契約前に、いろいろ相談して話せばよくわかるでしょう。
「何でも気軽に相談してください」とアピールしている税理士でも相談しづらいと思うかもしれません。性格の相性も重要です。
公開しない7個の「税理士選びのポイント」
| 項目 | 重要度 | よくある失敗 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 相性 | ★★★ | ビジネス上のお付き合いだからそんなに気にしないよ | 困った時に相談にのってもらうのですから、気軽に相談できる税理士がよいでしょう。これが一番大事ですが、気軽に相談できても頼りにならないと意味がないので、信頼感があるか、話はわかりやすいかなど、実際に会って判断しましょう。 |
| 業務内容 | ★★★ | 税務申告でしょ？ どこも同じだよ | 実は会計事務所の業務は幅広いです。経理業務を代行してくれる記帳代行、税金の申告をする税務申告、節税対策、自社経理をするためのサポート、経営計画作成、経営サポートなどがあります。これだけ幅広いので、得意とする内容は会計事務所によって違うはずです。あなたが、何をしてほしいのかをしっかり伝え、信頼して任せられるかどうか判断しましょう。 |
| 顧問料 | ★★★ | 「安かろう悪かろう」というけど、やっぱり安いほうが… | 顧問料が高い会計事務所、安い会計事務所いろいろあります。高いから期待通りのサービスを受けられるってこともないですし、安いからレベルが低いってこともないです。大事なのは、金額だけで判断せず、業務内容と照らし合わせることです。Googleで「税理士 顧問料」や「税理士 相場」と検索すれば、大体の見当はつきます。 |
| 年齢 | ★★ | 同世代が気楽でいいかもな | 税理士の平均年齢は60歳を超えており、ベテランがたくさんいます。一概には言えませんが、ベテランは経験豊富でしょうし、若い税理士は新しいものへの対応力があるでしょう。相性の欄にも書きましたが、実際に会って信頼できるかどうか、気軽に相談できるかどうかという点でえらぶのが良いでしょう。 |
| 規模 | ★ | 大きいほうが安心だ | 大規模な会計事務所は税理士が何人もいるので、幅広い業務をしています。ただ、所長が直接担当することはないでしょう。担当者次第で満足度が左右されるでしょう。逆に小さな会計事務所は所長が直接担当してくれるので、安心感はありますが、幅広い業務をカバーすることは難しいかもしれません。従業員10人程度の会社なら高度な税務対応を求められることも少なく、規模よりも担当者が気が利くかとか相性のほうが重要でしょう。しかし上場クラスの規模の会社には大規模な会計事務所のほうが向いていると思います。 |
| 場所 | ★ | 金に絡むことだから、あんまり近くてもな～かといって遠くてもな～ | 直接会って相談したいなら近いほうがいいでしょう。片道1時間程度なら、それほど気にすることないでしょう。メールで済むなら全国どこでも構わないでしょう。 |
| 会計ソフト | ★★ | 会計事務所が進めるもので構わないよ | 会計事務所がいくつもの会計ソフトに対応するのは難しいので、会計事務所がソフトを勧めてくるケースが多いと思いますが、すでに使用しているソフトがあるならそのまま使いましょう。そうでないのなら、いくつかお勧めのソフトを紹介してもらい、あたなが使いやすいものを選びましょう。または、会計事務所に進 めてもらっても構いません。 |
顧問税理士の探し方
| 方法 | オススメ度 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| インターネット | ★★★ | 事前に情報収集ができるので、いいと思った税理士の中から実際に会って選ぶことができる。 | どの会計事務所も「いいこと」しか書いていない。なかにはアピールしすぎじゃない？ っていう税理士もいるので、本当に信頼できる税理士かどうかがわかりづらい。 |
| 知り合いに 紹介してもらう |
★★★ | ダメな税理士は紹介しないはずなので、信頼感がある。 | 知人の顔をつぶさないようにと気をつかってしまい、断りづらい。 |
| 電話帳 | ★ | 場所を一番のポイントにするなら一番いい方法。 | 名前と電話番号しか書いてないので、比較しづらい。 |
| 税理士紹介サイト | ★★ | 料金や業務内容を絞って検索すれば簡単に選ぶことができる。 | 税理士自ら、紹介サイトに登録するものなので、それ以外の税理士から選ぶことができない。 |
自分ならどんな税理士を探すか考えてみました…
私が一般企業の経理責任者をやっていたときの経験から、私ならどんな税理士を探すだろうか考えてみました。
- 気の合う税理士
- やっぱり、ちょっと相談したい、質問したいってときに、ぱっと受話器を上げて電話できる税理士がいい。
これから起こることを予想して、事前に情報を教えてくれるなど、気を利かして教えてくれる税理士がいい。 - 将来の話ができる税理士
- 何ヶ月も前の会社の数字を説明されても、興味もてません！
経営者は将来のことで頭いっぱいなんですから。 - キャッシュを重視している税理士
- 黒字でも、お金がなければ倒産します。なので、会社の資金繰りを考えてくれる税理士がいい。
キャッシュを重視するということは、当然節税対策も含まれてくる。 - 自分の会社を大切に考えてくれる税理士
- これ大切。
やっぱり、自分の会社を一番に考えてくれる税理士がいい。
実際には税理士にもお客さんがいるのはわかっているから、「今忙しい」とか「今月はほかのお客さんの決算が大変で…」なんて言い訳は聞きたくない。
